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【embot】の遊び方を解説!子ども初心者でもプログラミングができる?

「embot(エムボット)」はタカラトミー(TAKARA TOMY)が販売するエンタテインメントロボットシリーズ「オムニボット」シリーズのプログラミングロボットトイ。ドコモの新規事業創出プログラムから生まれたプログラミング工作キットで、各方面から注目を浴びているロボットなのです。

ダンボールで組み立てて、タブレットやスマホのアプリから子どもでも簡単に操作することができます。

「どんなプログラミングができるの?」「何歳から遊べる?」

そんな疑問をもつ親御さんや教育者の方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、embotはどんなプログラミングができるのか?どんな遊び方ができるのか?を実例を踏まえてご紹介していきます。

目次

embot の基本スペック

embotとは? | タカラトミー

embot の基本セットとなる「スターターキット」は現在(2022年12月22日時点)e-Craft shopにて税込定価6,600円で販売されています。対象年齢は6歳~。Amazon等の別ストアで出品を見てみると、値下げされていることもあるので確認してみましょう。

e-Craft embot ( エムボット )スターターキット

セット内容は以下の通り。基本のロボットが作れるパーツがすべて含まれています。

  • ロボット用ダンボール
  • ブザー
  • LEDライト
  • embotコア(バッテリーボックス)
  • サーボモーター、サーボモーター用パーツ
  • 説明書

基本セットで作れるロボットの場合、タブレット内蔵のジャイロセンサ、位置情報、方角センサ、時間などはプログラムに組み込めますが、温度や湿度、照度などの外部環境センサはスターターキットに含まれていません。センサを増やしたい場合には別売りのパーツが必要になるので注意しましょう。

embot の3つの魅力ポイント

embot が注目を集める理由とは、どんな点にあるのでしょうか?

ここでは、embot の特長を3つのポイントに絞って、実例とともにご紹介していきます!

電子工作が楽しい!

embot の一番の特徴は、ダンボールに包まれたクラフト感…!子どもにも馴染み深い紙素材で工作が楽しめるので、絵を描いたりシールを貼ってみたりと、自然とオリジナルのアレンジを加えやすいデザインになっています。

基本のロボットは作り方も非常に簡単です。対象年齢は6歳からということで、小さな子供でも気軽に取り組めますよ

ここで、embot 公式が毎年開催しているアイデアコンテストの様子を見てみましょう。夏休みの自由研究のように、小学生の参加者が思い思いの作品を作っているところが分かりますよ!

【embot アイデアコンテスト】2021年大会 結果発表! | embot エムボット 公式チャンネル

プログラミングが楽しい!

embotとは? | タカラトミー

embot のプログラミングは、5段階のレベル別で遊べるようになっています。

  • レベル1・・・アイコンをつなげて関数をつくる
  • レベル2・・・関数に条件(if)や繰り返し(for)を組み合わせる
  • レベル3・・・角度、位置、時間、方位のセンサを使い、端末の動きに合わせてロボットを動かす
  • レベル4・・・変数の追加、設定を組み合わせてプログラミング
  • レベル5・・・引数の追加、設定を組み合わせてプログラミング

アプリの使い勝手もよく、少しずつステップアップできるようになっているので、プログラミングに馴染みのない子どもでも安心して取り組めます!

アプリの対応機器は以下のOSになります。

  • Android8.0以上
  • iOS13以上
  • Windows10
  • Google Chrome OS 87以上

OSが対応していればスマホ・タブレット・パソコンのいずれでも動作は可能ですが、スマホの場合かなり画面が小さくなってしまう、パソコンでは各種センサを使った遊び方ができない、などのデメリットがあるので、タブレットを用意することをおすすめします。

また、embot は公式ホームページに掲載されているレクチャーがかなり充実しているので、遊び方に困ったときにも情報が見つかりやすくて便利です。

ユニークな拡張機能が楽しい!なんとAPIが体験できちゃいます。

【PV】「ひらめきAPI」でつながるembotの新しい形|embot(エムボット)

embot にはわくわくするような拡張機能がたくさんあります。

特にユニークなのは「ひらめきAPI」。現実のアプリ開発に必ずと言っていいほど使われている重要な技術「API」を簡単に体験できてしまうんです!

APIとは、世界中のインターネット上に公開された情報やシステムを、プログラミングに取り入れて利用すること。現実のアプリ開発では、グーグルが公開しているGoogle Maps API から情報を取得して新しいマップアプリを開発したり、LINEが公開している Messaging API にプログラムから情報を送信してLINEボットに返答を返したりと様々な場所でAPIは使われています。

embot のひらめきAPIでは、日テレから発表されたニュースの内容を取得できる「ニュースAPI」テキストを好みのピッチや速さで音声にしてくれる「ボイスAPI」などが使えます。これらを使いこなせば、例えば「最新のニュース情報を取得し、読み上げてクイズにする」プログラムだって作れちゃいます!

別売りの拡張キットにもたくさんの種類があり、embot 自動販売機embot オットセイなど、基本セットに追加してより複雑なギミックを作れる「とっておきキット」がダンボールや内部パーツごとに販売されています。

【まとめ】工作気分で手軽にプログラミングが楽しめるロボット

embot 公式HP

プログラミング学習ロボット「embot」を紹介しました!いかがでしたか?クラフト感いっぱいの見た目と分かりやすいオリジナルアプリが特長で、楽しみながら愛着を持てそうなロボットトイだったと思います!

基本セットだけだと外部センサは付いていないので、作りたいものが決まっている場合は拡張パーツも眺めてから買うとよさそうですね

ウェブサイトの情報が非常に充実していて分かりやすいので、詳しい情報が気になった方は、ぜひembot公式ホームページにて最新の情報をチェックしてみてくださいね!

この記事を書いた人

プログラミングとロードバイクをこよなく愛するWebライターです。
剣道4段。

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